10月5日
2014年10月5日

「 新しい命に呼び覚まさる復活 」

ホセア書 6:1-3 ; エフェソの信徒への手紙 2:1-10


 ハイデルベルク信仰問答
 
 問45:「キリストの復活は、わたしたちにとって何の益があるのですか?」

 答え:「第一に、復活によって死に打ち勝たれたことです。それは、その死によっ

 てわたしたちのために勝ち取って下さった義にわたしたちをあずからせてくださる

 ようになったということです。

 第二に、その御力によってわたしたちは今や新しい命に呼び覚まされるということ

 です。

 第三に、キリストの復活はわたしたちが祝福を受けて復活することの確かな保証と

 なるということです。」

 十字架につけられ死んで葬られた主イエスは、三日目に復活されたと伝えられてい

ます。「三日目に」と語られるのは、その出来事が信じる者の心の中だけに起こった

ことではなく、現実に起こったことだと伝えています。しかし、キリスト者はただ、

イエスという人物に起こった奇跡として復活の事実を信じるのではなく、その出来事

は「わたしたちのため」と信じます。その確信がなければ、「わたしたちの信仰は空

しい」のです。ハイデルベルク信仰問答では、キリストの復活はわたしたちに何の益

をもたらすかを三つの要点に絞って伝えています。1)主の復活は死の無力化をもた

らし、キリストの義にあずかることが出来るようになった、2)新しい命に向かって

生きる希望が与えられている、3)わたしたちの復活の保証となっている、と。この

ようにわたしたちの過去・現在・将来の在り方が全く新しいものになったことを明ら

かにします。洗礼の恵みの内実そのものです。

 確かに、わたしたちにとって死はただ自然の成り行きではありません。死はわたし

たちの生に襲いかかる敵、刺のように鋭い痛みを与え、すべてを無に帰させ、罪の支

払う報酬です。キリストの十字架の死は、その死に対する勝利、わたしたちの罪を代

わって償う代償の死でした。キリストを信じ、その死にあずかる者はキリストの義に

あずかると約束されます。キリスト者はその約束の中で、罪を清算され、キリストの

復活にあずかって歩みます。そこでは、新しい命に呼び覚まされること、地上的な生

活からキリストのおられる上を目指して歩む「生活の質」の転換が起こります。キリ

ストの復活にあずかる生活は、その完成を、死から命へと移されるわたしたち自身の

復活に置き、そこに向かう希望によって歩みます。
 


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